30代女性
【お悩み】
生理に伴う腹痛、腰痛、食欲過多、便秘

【経緯】
もともと美容鍼でご来院頂いていましたが、話の中で数年前から生理痛がひどいそうで、一日動けない時もあるとのこと。施術で軽くなりますよ、とお伝えしたところ、それならぜひお願いしたいです！ということで生理痛に対するアプローチをおこないました。

【見立て】
今回は東洋医学的なアプローチから経絡を意識していきました。
まずは脈診からおこなったところ、脾と腎の脈が弱く沈んでいました。
東洋医学でいう脾とは消化・吸収を司り、内臓を持ち上げる機能があると言われています。
腎は蔵精と言って成長、発育、生殖と深く関わり、生命活動の源となる【精】をためておく場所と言われています。また水の収集、排せつのバランスを調整するものとして考えられています。
これらのことから特に生理によるホルモンバランスの変化に伴い、栄養を適量摂取したとしても胃腸がしっかりと機能せず、消化不良のまま溜め込んでしまい腸内に溜まり便秘症状として出たり、腹痛として出てしまう。また消化不良で溜め込んでしまって【精】を蓄えることができないので暴飲暴食してしうという流れが構築されてしまっていると考えました。また顔やふくらはぎのむくみも美容鍼をしていた時からおっしゃっていたので、水の代謝が滞っている＝腎が弱っていることもうなずけます。

【施術後】
施術後に以下のご連絡があり、生理による痛みが無かったそうです。暴食もなかったようで良かったです。

2023年2月9日